coincil開発ブログ

仮想通貨イベントカレンダー「coincil(コインシル)」の開発ブログです。

仮想通貨初心者が陥る3つの失敗

文系からあげエンジニアのからあげ( id:k_a_r_a_a_g_e__1 )です。

最近になって仮想通貨投資を始めたという人の中には、うまく資産が増えない・・・むしろ含み損ができてしまったという人も多いのではないでしょうか。
もしかしたら投資パターンが「よくある失敗」に陥っているかもしれません。

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photo by ぱくたそ


失敗その1:遅すぎるニュースに乗っかる

仮想通貨が大きく値動きするのは、「〇〇取引所に新規上場」「金融業界の偉い人が〇〇について言及」などのニュースが出たときです。
そういうニュースを見て「よし買いだ!」と思ってコインを買う・・・いわゆる「イナゴ」と呼ばれる買い方は、よくある失敗パターンの1つです。

 

仮想通貨は株式取引と違い、インサイダー取引(内部事情を知っている人による売買)が禁止されていません。
つまり、ニュースが出たときには、内部事情に近しい「大口」の買いはすでに入っている。それ以上の買い注文はイナゴばかり、というパターンが多いんです。 

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via Zaif

そうすると、普通の人々にとっては、いかに早く買い注文を入れ、他のイナゴが飛びついてできた値上がり(イナゴタワー)の最中に売り抜けるか、しか勝ち目はありません。
ニュースに飛びつくのが早いか遅いか。これってかなりの消耗戦ではありませんか?

 

しかも、人の心理というのは「値上がりしているときに売り抜けること」が難しくできています。
もっと含み益が出るはずと、ドキドキしながら待っているうちに、いつの間にか損している・・・。よくある失敗の代表例です。

失敗その2:「当たり前の思考」に毒される

目先のニュースに踊らされず、一歩先の変化に注目する。そうすれば確実に利益が出るかというと、必ずしもそうではありません。

 

例えば、昨年11月に予定されていた「Segwit2x」というビットコインのハードフォーク(分岐)では、元のビットコイン(BTC)と新しくできるビットコイン(B2X)の間でセキュリティトラブルが起きるのではないかと予想されていました。
そのため、「Segwit2xの前にみんなが一度ビットコインを手放し、大きく値下がりするだろう」と予想していた人は少なくありません。
それを見越して、ショート(空売り)ポジションを入れていた人もたくさんいました。

 

しかし現実はというと、Segwit2xの予定日に向けて、どんどんビットコインは値上がりしていきました。f:id:k_a_r_a_a_g_e__1:20180107123352p:plain

via bfxdata

なぜか? 理由はおそらく簡単で、多くの人が同じように悲観に陥ってショートポジションを入れていたからです。

 

当時取引ボリュームの多くを占めていた「レバレッジ取引」では、証拠金をもとに、ショート(売り)かロング(買い)のポジションを入れます。
ショートの場合、入れたポジションよりも値下がりしていったら含み益が出ます(ロングはその逆です)。
しかし、ショートポジションを入れているにも関わらず値上がりしていった場合、含み損が拡大していきます。この含み損が証拠金の額を超えると、強制ロスカット損切り)という形で買い戻さないといけないのです。

つまり当時何が起きていたかというと、
1、Segwit2xに向けてショートポジションが積み上がる
2、そんな中でも大口の買い注文が入ったりしてビットコインが値上がりする
3、多くのショートポジションのロスカット(買い戻し)でさらなる買い注文が入る
4、ますます値上がり
・・・というループが発生したと考えられます。

一手先を読むことは大事ですが、多くの人々と同じ思考に陥ってしまうと、逆張りしている人の養分になってしまう。これも失敗パターンの1つと言えるでしょう。

失敗その3:レバレッジ取引で消耗する

失敗その2でも触れましたが、レバレッジ取引は素人には本当に難しいです。。かのイケハヤさんも大失敗したそうですよ。。火傷したくなければやめたほうがいい、というのがからあげの意見ですw

www.ikedahayato.com

 

レバレッジ取引はプロがボットなども駆使しながら細かい利益を積み上げていて、「〇月〇日に値上げ材料があるから」といって、その通りに値動きするとは限りません。
しかも、失敗2で触れたように、すでに入っているポジションを焼き尽くすように逆の値動きをすることも珍しくありません。
それと夜ちゃんと眠れなくなりますよ・・・(実体験)。

最近ではビットコインがアメリカの大手先物取引所に上場したことで機関投資家マネーが入り、ますます値動きが予想しづらい状況になっているので、よほどのチャレンジャーでなければやめておいたほうがいいでしょう。

じゃあ、どんな買い方がいいのか?

ここからはからあげの独断と偏見ですが、私たちのような一般人が仮想通貨で賢くもうけるためには、
・先々の開発スケジュールなどを知りつつ、信頼できるコインを安いタイミングで買う(もちろんレバレッジではなく現物で)
・買ったあとは(少なくともアップデートなどのイベント発生日までは)ホールドしておく
というのが無難だと思います。

でも、先々の開発スケジュールなんて知らない!分からない!・・・そうですよね。。そんな人たちに朗報です(ここから宣伝)。

からあげが運営している「coincil(コインシル)」は、注目度の高いコインの開発スケジュールやイベント予定などを、日本語で共有できるカレンダーサービスです。

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coincil.net

最近デザインを大きく見直し、イベント予定に対するユーザーコメントなども投稿できるようになりました。
新着イベントや新着コメントはTwitterアカウント(@coincil_net)で受け取ることができます。

 

仮想通貨イベントカレンダー - coincil

coincil - 仮想通貨イベントカレンダー (@coincil_net) | Twitter

 

最後は完全にポジショントークになりましたが、賢い仮想通貨投資のヒントになればうれしいです!
それでは。

日本人向けの仮想通貨イベントカレンダーを作ったよ

文系からあげエンジニアのからあげ(id:k_a_r_a_a_g_e__1)です。

ここのところ暴騰しまくりの仮想通貨ですが、そういえば
「〇月〇日にBTCがハードフォーク」みたいなイベントカレンダーの日本版って
見かけないなーと思って、作ってみました。

仮想通貨イベントカレンダー [coincil(コインシル)]
https://coincil.net/

仕組みは単純で、〇月〇日、どんなコインで、何がある、と入力すると
カレンダー的に公開されます。

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「believe(信じる)」「doubt(疑う)」の投票機能もあるので、
これはうさんくさいなーっていうイベントをなんとなく見分けられるようになっています。

いわゆる「噂で買って、事実で売る」のに役立つのではないかと。
新着情報は https://twitter.com/coincil_net で受け取ることができます。

coincil - 仮想通貨イベントカレンダー (@coincil_net) | Twitter


この手のサイトって、海外だとちらほら見かけるんですが、
やっぱり英語だし、日本の取引所で買えないコインの情報ばっかりだったりして、
使いづらかったんですよね。

とりあえず自分のメモ的に開発してみましたが、
これみんなで共同編集したら便利じゃね?って思った次第です。

ちなみに「コイン一覧」を押すと、
これからどのコインが盛り上がりそうだぞ、というのを一覧できるようにしました。
投票が多いイベントって要は注目度が高いはずなので、イナゴタワーの予想に役立つかも?

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突貫で作ったので、細かいバグもいろいろあるかもしれませんが、
これから改善するので許してください。
ご意見ご要望はTwitterの開発者アカウント(@k_a_r_a_a_g_e__)までどうぞ。DM開放しています。

ちなみにからあげの推しコインはLISKです。あがれー!